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2007年09月10日

野地板直前の

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屋根。


母屋を欠いで一本一本の高さを調節しながら組みあがった
垂木のつくりだす美しい「波」





070910はとネット.JPG
室内側では天井にネット張り。

初めて使う断熱材「セルロースファイバー」を吹込む為の
天井面のネットです。



初期の打合せから「断熱」「断熱」「台風」、「地震」
それから「断熱」ともひとつ「断熱」・・・


オランダでは六面断熱(四周の壁と屋根と地面)が
あたりまえ。サッシは三重で普通。

「十分に断熱をして、空調は最小限のエネルギーで」
というのがこの家の機能部分では最大のデーマ。

壁、天井の室内側はセルロースファイバー、外部側は
スタイロと、全ての部分が二重になってます。




思い出すなあこのことば・・・

「おまえが『これで十分』と思う仕様があるなら、
それを常に倍にしてくれ」






070910屋根の上で.JPG
なにやら話し込んでます。
手前に見える煙突廻りの断熱、防火、防水のことなど。





070910定点25.JPG
定点観測 No.25







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2007年09月03日

垂木で

屋根の形がはっきりしてきた。







070903大屋根.JPG
おお、大きくうねる海原!






北側のすぼまったところも

070903北屋根.JPG
こんな風に形作られ・・・







大きな部材から広小舞を切り出して1人こつこつとあわせていく


070903北屋根大工さん.JPG
大工さん。









070903北遠くから.JPG
北側遠く離れてみる・・・







ところでこの日、なかなか量の出る水脈に当たらなかったり
途中で大きな岩盤に当たって掘れなかったりたりでなかなか
うまくいってなかった二本目の井戸に無事水が出た。





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榊を供える井戸掘りのおじさんとおばさん。

うれしそうです。自然を敬う気持ちが、自然を
あつかう仕事をする人は自然にもっているんですね。



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大自然の内部とつながる穴という感じで
神秘的に見えてきます。






070903定点.JPG
定点観測 .24
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2007年08月28日

翻る

070828ナイトウイング.jpg
屋根。これはナイトウイング。






コンクリート部分の木下地作り始まる。
木造部分と「自然に」、しかし、キレイすぎずにつなげたい。





扇形の、








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南側の広がったほう









070828細いほう.jpg
北側のすぼまったほう







ライン(三次元)の出し方は、大工さんの
提案を承認するかたちでどんどん決まる。

寺社の屋根は熟知している彼ら。

「積み上げていけば出来る。」というより、「ほしい
最終形のパーツを外から外していけば、最初に何から
はじめればよいか分かる。」という感じで、アタマが
合理的に頭ができているなあと感じる。






070828も一回.jpg
もう一回、翻る屋根。





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2007年08月21日

軒裏の

070821軒裏.JPG
切りそろえられた登り梁の連なり。
だんだん勾配が変わって、向こうの端では
逆になっているのがわかりますか?






070821高井さん.JPG
棟梁Tさん。






070821道路側.JPG
道路側






070821定点.JPG
定点観測 .23 
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2007年08月17日

盆が明けて・・・

070817ナイトウイング.JPG
形のはっきりしてきたナイトウイングと・・・




デイウイング.JPG
デイウイング






調整は続く。






070817二人.JPG
巨頭会談。

大工工事全体のリーダーと(右)と
微調整のテクニカルリーダー(左)
彼らの舵取りで10名近い大工さんが組織的に
動いています。









070817定点22.JPG
定点観測 22
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2007年08月09日

建方

はじまる。


早朝から作業は始まっていて、徳島での所用の後、午後に
駆けつけたときはナイトウイングではもう・・・




070808建方連1.JPG
070808建て方連2.JPG
070808建て方連3.JPG
070808建て方連4.JPG
070808建て方連5.JPG
登り梁が架けられはじめていました。




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軒裏がきれいにうねるはずが少しずれがある。




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コンクリート部分との取り合い部分。先日墨出ししたところに
市川さんの手で取り付けられた金物に登り梁が納まってゆく・・・





計算ミスや転記ミス、加工場との連携不足の部分、職人さん間の
手違いなどは如実に結果に現れる。全てが完璧であればスムースに
行くはずが、現場で調整が必要な部分がかなり出た。

社寺をおもに手がける大工さんたちにとっては「ズレ」や「スキマ」
は自分の仕事として許せない部分。「合わない」、「納まらない」
理由を探す作業では苛立ちからみな言葉を荒げ殺気立つ場面も。

しかし、「ちゃんとしたい」気持ちの裏返しで、決してネガティブな
ものではなく、みんなして(我々も含め)「戦っている」と感じる。






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休憩中。棟梁級の間では原因究明の論議が続く。
大きなコンクリートの殻に入れば少しは涼しく、アタマも冷えます。




070808デイウイング.JPG
デイウイング。柱がたったところ。



結局大きなところでは、計算図の中での寸法の優先順位が
事務所と加工現場とで食い違っていたことが原因と判明。また、
度重なる計算箇所の要望、度重なる新図面の発行に、全職人が
対応できてはいなかったこと。それに個人のマイナーミス。

大きな骨格についてはこれで今後スムースに行く。しかし、
「うねる大屋根」、コンクリート部分と木造部分のウエーブの
取り合わせは現場で見ながら加工しながら決めていくしかない。
山はこれからです。





070809定点.JPG
定点観測 No.21








070808道路側.JPG
谷の反対側からズームで。


うん、羽はとりあえず生えた。














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2007年07月23日

これが

070723金物.JPG
鉄筋コンクリートのコアに木造の登り梁を
取り付けるための金物。今日は取付位置の墨出し。


この日はまた格別暑かったー!




070723ナイトウイング.JPG
炎天下、番匠中山の大工さんたち。

午前中は影になるナイトウイング側だったけど
正午近くでもう影はほとんどなし・・・




070723デイウイング.JPG
午後はデイウイング。もうへたり込んでます・・。




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デイウイング左から、木造の屋根がかかって
ダイニング〜キッチン〜バックヤード等になります。




070723土足.JPG
市川さんがつくった「土足禁止」看板。

ん?よく見ると、「土足でないことを禁ずる??」
Dさん「意味は分かる。OKOK!英語も書くというところが
すばらしいよ!」とお気に入りです。




070723後姿.JPG
これは後姿。と思っていますが、道路側から見ると
こちらが正面です。


さあ!建方近し。




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2007年06月11日

浄化槽問題

経過

5月11日 

 着工時に一度必要と思われる近所の方には挨拶廻りをしているが、この地域では排水のことについてはあらためて話しておいたほうがよいという近隣の方のアドバイスもあり、浄化槽の工事の準備に入る前に、内容を説明すべく施工者、設計者、クライアント夫妻の三者で資料を持って近隣各戸を訪問。汚水及び雑排水処理について説明する。「ヤマメも棲める、BOD1ppmという排水水質を誇る石井式浄化槽を用い、浄化された水を敷地内の畑に再使用する計画」を説明。了承の方、受け入れられないという方に分かれる。反対の方の一人はこちらの話は一切聞かず「まず挨拶が遅い。上水道がなく井戸水のみの地域で、処理されたとはいえその汚水が井戸に混じらない保証はない、その浄化されたという水をそのまま自分で飲むというなら了承する。そのままやるならうちの汚水をその新しい家の井戸にぶちまける。生活排水については不問。」との見解。長時間にわたり苦情を聞く。


5月15日 

 クライアントD氏より、問題解決まで「現場凍結宣言」が出される。

  
5月16日 

 施工業者と水道業者と設計者の三者で打合せ。汚水排水を地中にすら出さない計画に。石井式浄化槽で浄化した水をトイレの洗浄水として再利用する閉じたシステムとする。浄化した汚水を溜めるタンクでの剰余水のみを汲み取って処理場へ。生活排水については、別に設ける第二の浄化槽で処理をしたのちに、敷地に接する川へ放流する。


5月17日 

 再度、上記反対意見の方のお宅を訪ねて新たな計画の内容説明。おおむね了解だが、「うちだけの判断ではいけない。各戸を再度廻るように」とのこと。今までの近隣での水のトラブルなど、今回も延々と話を聞く。


5月18日 

 D氏、自治体の長へ、事態収拾を要請。未だ連絡すらなし。「汚水は浄化して下流の部落の川へ放流。もしくは浄化せず昔ながらの汲取り。生活排水はそのまま流している。」という、この地域の排水に関する取り決めの理不尽さと、それを放置する自治体の取り組みに対する抗議の内容。『満足な対応が無い場合、今既に完成している鉄筋コンクリートのコア部分を「卑怯、無責任、無関心」を表現するモニュメントとして現地に残し、未来永劫そこには住まない』というメッセージを添えて。     


5月25日 

 自治体担当課へ。話の流れを説明する。「反対者は無視して原設計どおりすすめてはどうか。」「はじめに議員を使わないからうまくいかない。」「浄化槽の補助はあくまで合併処理浄化槽に対するもので、いかに高性能な浄化槽を使ってきれいな排水にしようが、汚水と雑排水が別系統になると補助は出せない。あなた方の環境に対する認識は分かるし、補助金制度の目的からすると出すべきだとは思うがきまりはきまり。」

 クライアント夫妻宅を訪ねて上記の報告説明。誰も頼らず誰にもおもねることなく、我々が正しいと考える手法で進めることを確認。市川社長から、「あなたをあの家に呼び戻す為いかなる尽力も惜しみません。追加発生する費用は私たちが協力します」と英語で申し出。工事再開の準備へ。


5月31日 

 近隣の方々を、新計画の説明書を携えて再度訪問する。上記反対者の方から、部落全員を一度に集めて説明会を開くよう要請。受諾。


6月11日 

 問題解決に協力的な隣人のYさんのご自宅をお借りして説明会を開く。クライアント夫人Fさんも同席。ご主人Dさんの、地球的視野に立つ環境意識と、この地を訪れるたびに自分達が感じる文化的な感覚の相違による戸惑いなども素直に話される。彼女のやさしい話し方が場の雰囲気を和らげる。出席者全員が新計画に同意。欠席者は結論に発言権を持たないことで合意。地域の全戸が押印した書面を作成する。




最終的な排水システム

 汚水は石井式浄化槽で浄化、溜めておいて水洗トイレの洗浄水として中水利用する。タンクにたまった剰余水のみを汲取りする。風呂、台所、洗濯などの生活排水は雑排水処理槽を経て川に排水。


それは・・・

 浄化槽排水を下流部落の川に放流するのは配管に莫大な経費がかかる(100m以上!)。なにより・・・、他の部落になら流してもいいというその考えには同調できない。昔ながらの汲取りでは臭うし、衛生上の問題を引き起こす。生活排水は現在、各戸自分の畑に流したり川に流したりしているが、周辺環境に対しては汚水を浄化した排水よりもはるかに影響が大きく、我々はそれはできない。


信念

 当初の計画は、クライアントD氏の環境意識の高さに導かれたもので、「汚水、生活排水ともに、最高レベルに浄化した排水を敷地内の畑に再利用する」というこの上なく近隣に配慮したものであった。最終的にも基本的にはその考え方に背かない、近隣にそして環境に対して最善と思われるシステムと出来たことは、現代の技術者の理性的な対処として、満足できると考える。


そして・・・

 必要な時期に必要な説明を近隣に対して行い、もとより原計画に間違いは無く、当方に非は無いという信念で相談や対話を進めたが、着手前、計画段階からの周辺の意識調査や対話が不足していたことは解決してみればやはり否めない。今後に活かしたい。


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2007年06月09日

木工事の

準備が本格化したところで、Dさん夫妻を加工場見学へ。




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まずは番匠中山でお寺の部材の切り組みなど見る。




070609彫刻.JPG
彫刻場で説明する中山棟梁。





LANDHUISの部材を加工中の作業場へ移動。




070609登り.JPG
これは42本の登り梁。
超仕上げを施してツルツルの松です。



「構造材でかくれる分でもねー、ざらざらでおいとくより
こやって削ったほうがええんよー。自分で出す脂で膜張る
きにかえって強うなるんよねー。」



070609重い.JPG
「ふんっ!」
よく乾いていて意外と軽い。




節も少なくて、あんまりキレイので
「部屋によっては現しにしては?」と思わず聞いたほど。
結局設計どおり隠れますが。ただし軒裏は彼らが美しく
うねってくれる予定です。






今回は三好でしたから定点観測写真なし。
そのかわり・・











070609futari.JPG
なんともいい写真ですよね?070609










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2007年05月06日

木造の

翼を生やすため・・・







宮大工集団「番匠中山」の当代、中山棟梁登場!!
・・・お?







070505中山さん.JPG
作業着の背中にもマークが!


去年番匠中山の現場用ヘルメット新調するとき
「マークもいるねえーなんか考えてくれンの?」
(三好弁で読んで下さい)

で、中山という漢字の「山」を仏具の「三鈷杵」風にして、
「中」を変形した赤い珠を握らせたようなのつくったんでした。


「わかいしが背中にも入れるゆうてきかんのよー」とのこと。
なんかでも、とっても中山さんらしいですよ。
ほんとは自分が入れたかったんちゃうかな?









お?なんか目の前横切る黒い影・・・









070505ツバメ.JPG
あ!










070505ホバリング.JPG
ツバメじゃ!!


前回来た時、ひゅんひゅん飛び回ってたけど、
巣作りを始めた様子。よほど気に入ったんですねー。
雨の心配なく飛びまわれるし、ひんやりしてるし。




Dさん、「正直な気持ち言うとね」と前置きして、

「ものすごくうれしい。」
「ほこらしい気分だし、祝福されてるような。」



次に「しかし現実的に考えれば・・」と更に前置きして、

「工事に差し支えるんなら・・・」
「窓つけたりいろいろ・・」
「でも掃除ならよろこんで自分でするし。」
「あ、でもだめならだめといってくれて・・・」



現場統括市川さん
「んーー問題ないー。」
「天井の仕上のとき足場つくるきー掃除もできるー」
(土佐弁ですよー)



しばらくツバメに見守られながらの仕事ですね。
いい感じです。





070503内部全体.JPG
オリジナルストーブ前、カウチを置く曲面壁からハートロック。
曲面壁両端の凹みは薪積むところ。背面の大きな開口の向こう
には「ナイトウイング」の各室が並びます。障子の曲面壁が
ぼんぼりのように灯る予定。





070505エアコン穴.JPG
並んだ丸穴はエアコンのノズルが入ります。
開口の右の井の字のような凹みは、家具のための「ぬすみ」。
この壁の奥には「デイウイング」の部屋が来ます。






070505定点20.JPG
定点観測No.20 いい天気
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